COVID-19の発症以来、世界各国で個人のライフスタイルが大きく変化しています。最初の段階でのロックダウンを経て、各国は開放に向けて準備を進めており、ウイルスの恐怖の中で個人の安全を確保することが課題となっています。世界的にはウイルスの拡散を防ぐための重要な要素として「キープ・ディスタンス」が浮上しています。

世界が正常な状態に戻ろうとしている中、産業界、オフィス、病院、倉庫、デパートなどの労働力が復帰し、経済をキックスタートさせるために”ソーシャルディスタンス”のための技術的ソリューションを採用しようとしています。政府はソーシャルディスタンスについて人々に周知してもらうことを焦点としていますが、COVID-19の患者追跡、患者との濃厚接触の可能性のある人を特定するという課題に直面しています。VVDNはソーシャルディスタンスの重要性を理解しており、IoT技術を活用し(最大20cmの精度)と接触者追跡の課題に取り組んできた先駆者です。

VVDNコンタクトトレースソリューション

VVDNのコンタクト・トレーシングとソーシャルディスタンス・ソリューションは、BLE(Bluetooth Low Energy)とUWB(Ultra Wide Band)の近接センシング技術を利用しています。VVDNは、ゲートウェイを介してカスタムクラウドと通信するIoTトラッカータグを開発。実装には、ユーザーがIoTトラッカータグ(BLEまたはUWBベース)を装着、ユーザーが他のユーザーに近づくとアラーム(音/光)を鳴らすものが含まれています。顧客の要求に応じて、ソリューションのいずれかを提案することができ、システムのパワーユーザーは、クラウド上でリアルタイムレポートを取得、誰がいつ誰の近くに来たかをフラグを立てます。あるユーザーがCOVID-19陽性として検出された場合、そのユーザーが過去何時間/何日に何人の他のユーザーと接触したかを追跡する方法があります。VVDNは、タグのプロビジョニング、ユーザーの管理、近接センシングのフラグ、コンタクトトレースの表示など、完全にカスタマイズ可能なクラウドソリューションを提供しています。閾値につきましては政府などのガイドラインに基づいて調整することができます。VVDNは、さまざまな業界とのユースケースによるブレーンストーミングにかなりの時間を費やし、タグのプロビジョニング時に設定できる適切な構成パラメータを算出、システム全体が必要なガイドラインに沿って動作するようにしました。クラウドのパワーを拡張して、追加のハードウェア設定でRTLS(リアルタイム・ロケーション・システム)を活用し、各ユーザーの現在地を知ることが可能です。

主要機能は以下の通りです。

近接検出機能

  • 近接検出は複数のタグ間でBLE/UWBを介して行われます。
  • モバイルアプリによるタグ/ビーコン/ゲートウェイの設定
  • ゲートウェイ/サーバーへの近接アラート更新

デバイスアラート(2~3mの範囲以下)

  • 視覚的な警告:LED表示
  • オーディオアラート:ブザー
  • ハプティックフィードバック :振動モーター
  • アラートが解除されるか、または近接範囲外になるまで延長

アラート/通知

  • タグ/サーバ(ゲートウェイ経由)へのアラート送信
  • 記録されたすべてのアラートのタイムスタンプ
  • 位置情報をクラウドに送信したタグID

リアルタイム位置情報追跡

  • サーバへのRTLS更新間隔設定(1~30分)が可能
  • 通常モードでは、設定された間隔でWi-Fiを介してRTLSが警告
  • 適正な近接アラート送信、RTLS更新頻度の増加

以上の機能を用い、OEMとの連携を図り、VVDNは実際のユースケースとアプリケーションに応じた適切な技術の組み合わせを提供することで、開発、製造、展開の迅速化を可能にします。

詳細につきましてはお気軽に info@vvdntech.com までお問い合わせください。

Lalit Mehta

Author

Lalit Mehta

Assistant Vice President - IoT